香港の幼稚園と学校ランキングサイト「Book of School」

娘をローカル幼稚園に入れようかと思っていて、どこに申し込めばいいのか分からないという話を同僚としていたら、見せてくれたウェブサイトがBook of School。大学とか高校のランキングは見たことありますが、幼稚園や小学校からというのは初めて見ました。同僚曰くランキングが上になればなるほど、親の傾向として比較が大好きで付き合いの面倒くささが上がるということです。

他にも幼稚園のサイトを見ていると、「卒業生はどの小学校に入った」という進学実績が掲載されていたりして、今まで高校から大学の進学実績ぐらいしか見たことがなかったので驚きました。香港の教育は競争が激しいと言いますが、こういうランキングを熱心に作ったり見て比較する大人がいるから競争が激しくなるわけで、環境というのは勝手に出来上がるのではなく、そこに参加する人が作り上げるものなんだなと思いました。

わたしも妻もこういうローカルなランキングやブランドに全く価値を感じないため、どこの誰がどんな基準で作ったかも分からないランキングよりも、自分の基準で判断して選択しようと思います。一方うちは親が日本人と中国人なので香港ローカルな基準を軽視しても、ある意味「外国人だから」で済む話だし、ずっと香港にいるとも限らないのでいいですが、おそらく香港人同士の親だと親戚や友人や同僚などからのピア・プレッシャーが凄いのだろうと想像します。

香港の私立病院の入院費用

娘が生まれて初めて2日間入院して、昨日退院しました。だいぶ元気になって一安心でしたが、退院のときの支払いでビックリしました。1万香港ドル(約14万円)をデポジットとして払っていたので、まぁその中で収まるだろうと思っていたら、請求額は2日合計で1.4万ドル(約19万円)で、追加で4000ドル支払いました。大部分は保険でカバー出来るはずですが、入院したのも大部屋だったのに1日あたり10万ちかくするのかと。

うちの会社はちょっとてきとうなので会社で契約している医療保険はなく、年間予算いくらと決められて個人で保険を選んで買って会社に請求するスタイルです。ちなみに会社が契約する保険は通常従業員のカバーだけで(大手銀行とかだと別ですが)家族は自動的にカバーされず、わたしの場合は妻も働いてないので、予算の中で家族全員分の入院だけカバー出来る保険を買っていたのが幸いしました。外来までカバーする保険は値段が高いので、外来は全額自分で払っています。会社のお金で買う医療保険が自分で選べるのは珍しいと思うので、おそらく普通の香港人は子供の医療保険は自分で買っているのだと思います。

うちの娘は2.5歳にして初めての入院でしたが、特に子供はけっこう簡単に入院するものなので、買っておいた方が良いでしょう。民間民間の保険を買うのも使うのも初めてで、ちゃんと支払ってもらえるまで完全に安心はできませんが、親として香港住民としてちょっとした経験を積んだ1週間でした。

娘が入院しました

昨晩、娘が初めて入院しました。1週間ほど風邪気味で咳をしていて数日前から熱が出ていたんですが、1度医者に見せて熱を下げる薬を飲ませたら下がっていたので様子を見ていたら、薬を飲んでも熱が39度超えのまま下がらなくて心配なので夜8時頃いつも行っている病院に。熱と心拍数が高いのが心配なので一晩入院して様子を見ましょうということに。妻が付き添って、わたしは面会時間終了の10時頃に帰宅。夜中に普段見てくれている先生も来てくれて見てくれたそうです。

今日仕事に行く前の面会時間に様子を見に行ったら熱も下がってだいぶ元気になっていたので、今日中には家に帰れそうな雰囲気でした。喉がけっこうひどい炎症を起こして高熱を出したとのことで、扁桃腺の炎症はわたしも毎年2回ぐらいやるやつなので、こういうのも遺伝するのかなと思いました。とにかく、初めての入院でドタバタしてかなり疲れました。

次のスマホ

今のシャオミのスマホを使い始めてからもうすぐ3年経ち、バッテリーも短くなってきたので買い替えを検討中です。シャオミユーザーになって5年ぐらい経ってそろそろ別のブランドを試してみたいという気持ちもあり、同僚が使っている同じく中国ブランドのOnePlus 7 Proになびいてました。ただし、値段が最低スペックでも5698香港ドルからということで、シャオミユーザーにとっては高額なので躊躇してました。

そこで、狙ったかのようにシャオミがつい先日小米9T Proを発表しました。同じノッチなしのディスプレイ、インカメラが飛び出すのも全く同じで、デザインは完全なるパクリと言われても仕方ない感じです。が、メモリとストレージを同じ8GB+256GBにするとシャオミの値段はOnePlusより3000香港ドル近く安く、ほぼ半額。OnePlus 7 Proの一番の売りはディスプレイのリフレッシュ・レートが90Hz(通常のスマホは60Hz)のため画像がめちゃくちゃ滑らかに動くことで、小米9T Proはもちろん60Hzなので違いはあるんですが、それに3000香港ドルも価値があるかというと正直微妙です。というか、そもそも90Hzだとどんな感じなのか使ったことがないので分かりません。

というわけで、結局シャオミユーザーは卒業せず、次のスマホは小米9T Proにしようと思います。ちょうどもうすぐわたしの誕生日なので、妻の承認を得て予約します。今シャオミは現行機種との下取りサービスもしてるので、資源を再利用出来てエコです。

娘の幼稚園について方針転換

今年も翌年の幼稚園の申し込みシーズンになりました。色々と考えて妻と議論を重ねた結果、もうインターも日系もやめてローカル幼稚園に申し込んでみようということになりました。

つい先日までインターに傾いていたんですが、学費は幼稚園でも年間8-15万香港ドル(100-200万円)とかなり高額のため、そのために両親ともにフルタイムで働いてヘルパー雇って全ての金銭的リソースをつぎ込むのは得策ではないという結論に至りました。娘は中国人の母を持つ香港生まれの香港人なので、ローカル幼稚園ではK1(3歳)以降は政府の補助も受けられるので学費は激安か、場合によっては無料です。それで浮いた分を他の習い事なり日本語補習なりサマーコースなりに振り向けた方が楽しく、親の金銭的プレッシャーも少なくてハッピーなんじゃないかというアイディアです。香港は幼稚園から英語と広東語か普通話のバイリンガルのところもあるので、ついでに娘は広東語も身につくと思います。

ローカル幼稚園については評判とかよく分からないので、妻の友人ネットワークを使って調べてもらうことにします。けっこう急な方向転換となりましたが、教育のために経済的に無理をして家庭の雰囲気が悪くなったら元も子もないし、自分たちなりに考えた結果ということで納得しました。

香港版スキルマッチングアプリ「Hello Toby」

日本のスキルマッチングアプリ「Anytimes」とほぼ同じコンセプトの香港版コミュニティマーケットプレイス「HelloToby」を見つけました。家事代行とか子守、語学やヨガの先生まで見つけられます。子守はいつも頼みたいと思いつつ、なかなか手を出せず、他人に子供を預けるのはやっぱり気が引きます。うちはヘルパーなしなので、疲れたとき家事代行を頼みたいです。あとバイトで日本語の先生でもして小遣い稼ぎたいです。

HelloToby | Hire Freelancers and Local Service Businesses in Hong Kong| HelloToby

プロテストと香港の行末と深セン

日曜日のデモは近所のビクトリア・パークで行われたので、我が家は万が一に備えて家から一歩も出ずに過ごしました。窓から見える道には昼すぎから夜までひっきりなしに人が往来していて、後から170万人という数字を見て驚きました。今回は警察との衝突や暴力沙汰もなく平和裏に終わったということで、ひとまず良かったです。

一方でSCMPとWeChatで流れてきた「北京中央政府が香港の隣の深センをモデル都市として開発するプランを提示した」というニュースは今後の展開の方向性や可能性を示唆しています。当然のことながら共産党の指導のもとでという前提ですが、政治体制や法制度も含めた改革も許すということで、これは既に一部貿易を自由化したりして始まってはいますが、中国政府が深センをモデル都市として香港とは趣の異なる特区としてもっと踏み込んだ1国2制度を始めるとなれば、香港の地位は大きく揺らぎます。深センに外資企業を誘致するということで、将来的には香港から深センへの企業の移転ということも起こり得るかもしれません。

Beijing unveils detailed reform plan to make Shenzhen model city for China and the world | South China Morning Post

今回のデモで香港市民が求めている一定度の政治的自由というものを仮に認めたとして、その対価として経済的な地位を深センに奪われて景気が悪くなって経済が停滞するという結果を招いたときに、お金に敏感で現実主義な香港人はそれを許容できるのか。わたしは個人的には香港の大半の人たちは何よりも現実とマネーに重きを置くビジネスマン気質の人たちだと思っているので、中央政府のやり方は香港人の痛いところを突いているんじゃないかと思います。

次の移住先

香港がヤバイので次に移住するならどこか、ふんわりと考えてました。日本は仕事さえ見つければある意味いつでも帰れますが、少子高齢化・人口減少で経済はしぼんでいくばかりだし、財政も政治もヤバイし、地震も怖い。ついでに言うと、というかコレが一番大きいかもしれませんが、あの独特のビジネス文化できる自信があまりない。

移民を受け入れて、政治的に安定している国、英語圏となると、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、ニュージランド。あと英語と普通話圏のシンガポール。アメリカは比較的移住するの大変だし治安悪いしトランプが嫌いなのでなし。イギリスは昔住んでいたこともあり親近感はありますがブレクジットで他の選択肢に比べて移民受け入れに積極的ではない。となると残りはカナダ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポール。

これらの国にはとても似た「技能移民」の制度があります。年齢、教育水準、英語能力、就業経験などの基準で審査があり、つまりその国にとって有益、来て欲しいと思われれば移住できます。年齢に関しては30代のうちのほうが有利というか、45歳を過ぎるとオーストラリアなんかはそもそも申請できなくなります。各国が必要としているスキルに一致する分野で10年ぐらい仕事の経験がある働き盛りの人たちが主な対象で、香港がこういう状況で技能移民を考える人も多いだろういうことで、こうやって人材は流出していくんだなと思います。香港とシンガポールは中華系だし都市国家で似てる部分が多いので、移住するなら一番自然ではあるんですが、香港と似た雰囲気で代わり映えがしないのと、天候が一年中暑いのがイヤです。

ちなみにカナダとオーストラリアの職業リストはこちら。自分の場合おそらくIT絡みのビジネスアナリストとかコンサルタントならもしかしたら引っかかる可能性はある気がします。どちらの国も知り合いはほぼいないしカナダに至っては行ったことすらないですが、試しに申請してみようかなという気が出てきました。

Federal Skilled Worker Program Eligible Occupations – Canada Immigration and Visa Information

Australia Skilled Occupation List – Australian Visa Bureau

「すばらしい新世界」を読みました

なんのきっかけで手に取ったのか忘れましたが、ディストピア小説「すばらしい新世界 (光文社古典新訳文庫)」を読みました。SF映画は結構好きなんですが、こういう小説はあまり読んだ記憶がありません。

哲学、科学、宗教、政治思想などをテーマにしているので普通の小説とは趣が違いますが、娯楽的な小説とは別の種類の面白さがありました。驚くべきは出版されたのが1932年で、80年以上も前に書かれた絶望的な未来の話なのに、全然古さを感じさせないところ。人間の普遍的なテーマを突いていると同時に、科学に関しても話の中に一切コンピュータが出てこないところを除けば、ある程度のリアルさを保っていて自然に読めました。ついでに言うと全体主義的体制とそれに対する隷従と自由という点では、香港と中国という体制の間でモメにモメている現在の香港に重なる部分もあったりしました。

ユートピア、ディストピア小説には他にも色々と名作と呼ばれる作品がありますが、今まで全然読んでこなかった分野だったので、有名どころから読んでみようと思いました。

転職の理由

学生時代からの友人の転職の話。新卒で東証一部上場の日系企業に入ってから今年の4月で10年プレイヤーとなった彼ですが、ついに転職を決意して、英語も堪能なのでいくつか外資企業で面接を受けて良い感触を得ているそうです。今回ソフトウェア関係の会社やサービスを手掛ける部署を受けているということで、ちょっと話をしました。転職活動自体はポジティブな話で良かったんですが、そもそもなぜ転職を決意するに至ったかというところで、聞いた話がちょっとショッキングでした。

日系企業らしく会社主導の転勤はよくあることで、彼は入社して以来、東京から地方、地方から東京、そしてこの春にまた東京から地方と3回目の転勤があったところでした。実はその転勤の前に家族の事情で東京に残りたいと会社に訴えたんですが、会社は即座に却下。その瞬間に10年勤めた会社への忠誠心は砕け散ったそうで、まぁ無理もないなと思いましたし、会社は家族の事情を面倒見てくれるわけではないので、それなら転職というのは普通だと思います。

うちの会社でも最近わたしの前上司だった人が同じような事情で香港からイギリスに異動になりました。もちろん会社に利益をもたらす引き止めたい人材であるというのは前提ですが、そういう人材はちょっとぐらい特別扱いしてでも融通を利かすという決断が出来る企業でなければ、これだけ転職が容易な時代に有能な人材は集められないと思います。多くの規模の大きい日系企業ではきっと誰もそういう決断が出来ないので、転職して外に出ていける人は遅かれ早かれ出ていってしまうと思います。