今まで漫画を書くのにジャンプPAINT by MegaBangという無料アプリを使ってきましたが、使えるトーンなど素材の中で自分がよく使うものがだいぶ限定されてきてマンネリ化してきているのを感じていたので、連休でヒマだったのでイラスト・漫画製作者にとってのデファクトスタンダードであるCLIP STUDIO(通称クリスタ)を満を持して試してみました。
無料お試しが出来るということで登録してダウンロードして使い始めたところ、すぐにいくつか自分にとってコレは便利という機能が見つかりました。
フォント
まずはフォント。中国語を時々織り交ぜた漫画やイラストを書くにあたって、ジャンプPAINTには日本語のフォントは充実してますが当然中国語のフォントはないので、中国語を書く時は手で書いてました。
クリスタではダウンロードしたフォントをアップロードして追加出来るので、こういうサイトから気に入った中国語フォント(字体)を見つけて追加しました。さらにピンイン付きのフォントなんかもあるので中国語学習コンテンツなんかを作るにはめちゃくちゃ便利。嬉しくてさっそくピンイン付きの中国語単語のイラストを描いてみました。
コマ割り
ジャンプPAINTのコマ割り機能はシンプルで便利ではあるんですが、一度コマを割るとコマを割り直したりサイズを変えたりという作業がやりにくかったのですが、クリスタでは一度割ったコマを変形させることが出来ます。
構図をしっかり固めてから描ければあまり問題にならない事かもしれませんが、わたしは時短で描きながら構図を決めるフリースタイルな感じで描いてるのでコレは便利だなと思いました。
素材
クリスタはイラスト・漫画作成者のデファクトスタンダードであり、たくさんの人が自分で作った素材をダウンロードして使える形で公開しています。ジャンプPAINTの中にも使える素材はあるのですが、ユーザーが素材を追加するコミュニティ的な機能はないので常に同じ選択肢の中から選ぶことになり、マンネリ化してました。
クラウド接続
ジャンプPAINTで面倒だったのが絵を描くのにログイン状態になっている必要があり、中国ではVPNがないと繋がらないこと。ネットやVPNの具合が悪いとなかなか繋がらなかったり、フォントや素材もクラウド上のものをいちいち引っ張ってくるのでアップデートや保存に時間がかかったりするのがちょっとしたストレスでした。
クリスタは素材やフォントも事前にダウンロードして追加しておけるので作業がオフラインで完結し、サクサク動いてストレスが少ない印象です。
まだ使い始めて1日なのでこれからもっと色々出てくると思いますが、自分にとっては今のところフォントの部分が一番大きく、これからもっと中国語を使った漫画やイラストを描いていこうかなと思っています。