香港がヤバイ

デモが長く続いてるなーと思っていたら、今度は謎の白服の集団が元朗のMTR駅にて無差別に暴力を振るうという事件が。中国政府やそれに近い人が雇った黒社会(いわゆるヤクザ)の集団だとか色々噂は立っていますが、真相は分かりません。暴力なしの平和なデモとして始まったはずが、完全に泥沼化しています。

香港外の家族や友人が心配して大丈夫かと連絡が来たり、さらには黒(デモ隊)と白(暴徒)の服を着て外に出るなと言われたり。今のところ家と職場周辺は影響ないですが、元朗の件は基本的にテロなのでいつどこでまた発生するか分かったもんじゃありません。治安の良い香港が失われるのが悲しい限りです。妻と娘はしばらく深センにいるので大丈夫ですが、いつ香港に戻れるやら。母親は特に心配するので難しいところです。

At least 45 injured as rod-wielding mob dressed in white rampages through Yuen Long MTR station, beating screaming protesters | South China Morning Post

Netflixのドラマ「The Good Place」にハマる

最近妻と娘が深センの実家で休暇を過ごしていて平日の夜ヒマなので、Netflixの30日間無料体験でドラマを見てみました。たまたま見つけた「The Good Place」がムチャクチャ面白くて驚きました。生きている時の行いによって死後の世界で良いところ(The Good Place)に行けるかどうか決まるという話で、主なテーマはモラルと哲学。とっつきにくいテーマにも関わらず、ストーリーやキャラクターがとにかく面白いのでついつい引き込まれて今のところNetflixで公開されているEpisode 2まで全部一気に見てしまいました。Episode 3のテレビ放送が終わったところらしく、過去のパターンの通りだと2019年8月か9月にはNetflixで見られるようになる見込みだそうです。

香港現地採用で夢のある話

仕事で嬉しいサプライズがありました。ここ数ヶ月異動と退職でチームの半分以上が入れ替わるという異常事態になっていたんですが、当然のことながらその影響で人が完全に入れ替わって落ち着くまでは同時に15アカウントぐらい担当するというおかしなことに。明らかに仕事量が増えたので待遇面で何かしら報いられるようにしたいと上司から言われてはいたんですが、現実的には一時的なボーナスとか2020年頭の見直しのときの話かと思っていたら、なんと突然今月からベースを上げると言われて驚きました。

あんまり個人的なお金の話を書くのもアレかなと思ったんですが、待遇が良くないという一般的な期待値がある海外の現地採用でも、意外と夢がある部分もあるということで一応書いてみます。もちろんビジネスの成長度合いやチームの状況などの兼ね合いはありますが、特にうちみたいに小さくて実力主義な会社だと、昇進・昇給がフレキシブルで年齢も雇用期間も関係ないので、タイミングに恵まれて価値を認められれば比較的早く待遇に反映されることもあります。当然逆もあるので一概には言えませんが、少なくとも自分には合っていると思っています。

ちなみにわたしが現地採用として働き始めたのが2012年夏だったのですが、今年までの7年間2社の合計で2回の昇進があり、今回の昇給も含めると給料のベースがほぼ倍になりました。平均すると毎年ベースが10.5%上がった計算になります。今年は年始に昇進+昇給があり、さらに半期後にもう1回昇給が来るというまさに盆と正月が一緒に来た状態です。もともとモチベーションは結構あったんですが、さらに仕事やる気が出ました。来年は学費などさらに出費が増える予定なので助かりました。

ところで下のブログの著者は赤裸々に中国での現地採用の収入推移を書かれています。中国と香港なのでベースは違いますが、共通点は「年功序列や職位バンドの制限」がないダイナミックな環境で努力して認められて、いろいろタイミングが合うと良いこともあるという事です。

中国で現地採用で働いていた時の収入推移について – 中国と日本ではたらき自由を目指すビジネスマン

中国で留学エージェントしてみた結果

義理の弟が留学したいということで、ここ数週間大学のリサーチから入学の申し込みまでエージェントとなって色々と手伝ってます。面白かったのが、弟が卒業した中国の大学。学位や成績表の英語版が必要なので弟が連絡したところ「大学は英語版は作らないので、自分で翻訳して持ってくればハンコ押すよ」と言われ、なんとセルフサービス。今どき留学する学生も多いだろうに、全員に自分で翻訳させるとか凄まじい効率の悪さです。他の中国の友達に聞いてもそういうことは結構よくあるらしく、もっとヒドイ話だとハンコも中国語版しかないので英語のハンコを自分でどこかで作って押したとか。もう無茶苦茶です。

しょうがないのでわたしも弟と二人で学位と成績表を翻訳。中国語版と似たようなフォーマットにして印刷。弟はハンコをもらいに行きました。そもそも元の中国語版の成績表もよく見ると普通のA4の用紙に表があって赤い丸いハンコが押してあるだけ。特別な紙でもなければレターヘッドとか大学のロゴすらもなく、ものすごく雑な作りなので非常にコピーしやすくなってました。中国の留学エージェントはこういう書類の翻訳とか作成とかやること多くて大変だなぁと思いました。

泳ぎたい

最近妻の大学院が夏休みということもあり週末は深センで過ごすことが多いのですが、妻の実家の敷地の中に住民専用のプールがあり、そこで夕暮れ時に泳ぐのが最近ブームで週末の恒例行事になっています。暑すぎて全く運動する気が起きないですがプールで泳ぐのは気持ちいいし、泳いだ後ほどよい疲労で「運動したぞ」という達成感もあります。

で、家族を深センに残して1人で香港に戻ってきても、泳ぎたい欲が収まりません。近所のビクトリア・パークのプールは朝6時半からやってるみたいなので、朝泳いでから仕事に行くというのも良いかもしれません。個人的に4-5年前のランニングブーム以来久しぶりに運動欲が出てきています。

あと28年

昨日で香港返還からちょうど22年。毎年この日はデモの日になってますが、今年は「逃亡犯条例」の件もあって例年より参加者が多かったそうです。1国2制度が揺らいでいるのは間違いないと思いますが、そもそもこの体制が一応維持できる約束になっているのは残り28年。その後はなにしろ相手は中国政府なので、鶴の一声で何が起きてもおかしくないと言っても過言ではありません。28年後にはもしかしたら中国大陸の各都市が世界最強になっていて、香港なんか別にどうでもいいとなっているかもしれないし、またはその逆もあるかもしれない。つまりどうなるか全然わかりません。

今もう始まっているのかもしれませんが、そのタイミングに向けて移住を計画したり準備をする香港人が増えるのだろうなと思います。政治体制の変化によってなにか不便を被るという場合には、我が家にとっては日本は1つの逃げ道というか選択肢となるわけですが、それがない香港人は香港返還のときに起こったのと同じように英語圏の国とか台湾の永住権を取ろうと考える人も多いと思います。

こういう不透明な状況なので、おそらくアジアに移住を考える外国人も香港よりはシンガポールという流れになるんじゃないかと思いますが、わたしと妻はあと2年で永久居民になるし、今のところ快適なのでとりあえず香港に居座ります。ちなみに28年後にはわたしは生きていれば62歳になりますが、そんなに先のことは不確定要素が多すぎてもう考えてもしょうがないので考えません。

ビットコイン上げ

去年ビットコインの本を読んで何とも言えないロマンを感じてしまい、勢いで余剰資金を投じて買ったすぐ後に暴落していたビットコイン。気づいたら持ちかえすどころか、久しぶりに10,000USDを突き抜けていました。下がったときにビビって売らずに、ロマンを信じて持っていてよかったです。4-5年ぐらいは寝かせるつもりで買ったので、今後また暴落したりすると思いますが、乱高下しても気にせずに放っておこうと思います。

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次に転職するとしたら

ここ最近LinkedInのダイレクトメールで転職の紹介が多いです。香港だけでなくシンガポールや日本のもあったり、業種も同業者、テクノロジー製品を作ってる会社、クライアント側と色々あって、見ていてなかなか面白いです。ただ、昇進させてもらったばっかりだし、今年は10人しかいないオフィスで4人異動と退職でいなくなって代わりに5人雇うとことになり、入社1年半にして最古株の1人になってしまったので今は転職は考えていません。あと2年ほどで永久居民権も取れそうなので、少なくともそこまでは今の会社で頑張ろうかなと思っています。

そのあとは分かりませんが、今の会社も5年以上いる人はほぼ偉い人かエンジニア系ばかりで、自分のような顧客対応のコンサルタントやプロジェクトマネージャーは大体その前に転職していく、会社の中でも比較的入れ替わりが早いポジションです。わたしにも数年後にはそのときが来ると思いますが、おそらく今のキャリアの流れを汲んだら選択肢としては今来ている求人と同じで同業他社か、関連領域だけど別のテクノロジー製品作ってる会社か、クライアント側に行くか。

同業他社はあんまり興味ないのでなしとして、クライアント側で働くのも面白いかもしれませんが、今の顧客はほとんど大企業で、去年から9ヶ月もの間クライアントの大手金融機関に半分常駐してた経験も踏まえて、それがうまく想像出来ない自分もいます。あとここ4−5年で気づいたことは、やはり根本的なところで新しい技術に関わるのはワクワクするし、風通しの良い雰囲気とかルールはゆるいけど仕事はやる感じとか、若いテクノロジーの会社に比較的多い文化が自分に合うのかなと思っています。今のところ次に転職するとしたら若くて伸びてるテクノロジーの会社とかかなと想像してるので、そういう会社についてはなるべくアンテナを張っておこうと思います。

韓国映画「パラサイト」見ました

有給がなかなか消化できないので、ときどき平日の午前に半休を取って映画館に行くことを趣味にしようと思って、2回目。なんか良い映画ないかなーと見ていたらパルムドールを受賞した韓国映画「パラサイト」が丁度いい時間にやってたので鑑賞。特に下調べもなく見始めて、序盤はコメディーな感じだったので軽い気持ちで見ていたら、中盤から後半にかけてガツンガツンとやられました。

暴力的なシーンは最後の方だけですが、ダークでサイコな面や、怒りの持って行きどころのなさなどパク・チャヌク監督の「復讐三部作」に通じる韓国映画の伝統(?)のようなものを感じました。貧困層と富裕層の対比の話で、それ自体はよくあるテーマ。ただ、社会が貧困層にとってフェアじゃないというのは多くの人が頷くところだと思いますが、この映画では富裕層の描かれ方も結末も含めて全てがフェアじゃないことだらけで、世の中の不条理を色んな角度から描いているという点で評価が高いというのは頷けました。もちろん話自体がめちゃくちゃ面白いです。

ただ、若い時に見ていたらきっと最高の映画だった!と言ったと思いますが、こういうハードコアな作品は重たくてキツいので、最近はもうちょっと心臓に優しい映画の方が好きです。

「苦しかったときの話をしようか」読みました

敏腕マーケターの著者が就活を控える娘のために書いた、キャリアに関するアドバイスを書いた「苦しかったときの話をしようか」という本を読みました。タイトルと内容が直感的に結びつかないですが、特に若い人にとってはとても役立つ内容だと思います。自分も就活していたときのことを思い出しながら読んでました。自分のなかに軸を持つこと、強みを自覚することは感覚的にはやってたと思いますが、しっかり言語されていて頭にスッと入ってきます。自分の娘が大きくなったら読ませたい本を発見出来ました。

で、やはり一番印象に残ったのはタイトルにもある「苦しかったときの話」。P&GのUS本社時代の話なんですが、はっきり言ってかなり壮絶です。これがグローバル企業の本社の社内政治と人間関係かと思うと、悲しいというか何というか、こんなことがあったら自分だったら絶対に簡単に折れて諦める自信があります。あとはP&G日本時代に直面した「後ろ向きの仕事」の話。自分も極小のスケールながら「このビジネスは成功しないな」と頭の片隅で思いながら仕事をしていた時期がありましたが、これは管理職でなくてもキツイものです。ビジネスの責任を負う管理職で、うまくいくと信じられない仕事を部下にやらせなければいけないというのはさらにキツイと思います。

自分としては社内政治とか言葉を聞くのもイヤだし、後ろ向きの仕事もイヤだし、やっぱり今の職場のような規模の小さい、風通しの良い組織で自分が価値を信じられるビジネスをやりたいようにやれるのが一番性に合っていると思いました。それでもたまーに後ろ向きの仕事が来ることもあるんですが、それは本書にも書かれている通りサラリーマンである限り避けられない運命なのだと思います。