ゴルフとデータが好きな自分にとっては大好物なゴルフ データ革命という本を読みました。
著者は財務分析が専門のゴルフ好き。専門分野のデータ分析をゴルフに適用して、スコアに一番大きな影響を与えるのはどのショットか、いかに全てのショットを評価すべきかという疑問に対する答えを探っていく内容です。「稼いだ打数」という共通指標で全てのショットを評価するという手法は面白く、過去の定説やパーオン率やパット数といったよく見る指標とは違う結論を導き出しています。
結局全てのショットが大切だという元も子もない話も出てきますが、「アプローチが良くないとスコアにならないが、ドライバーが悪いとゲームにならない」という誰かが行った格言はデータを使った定量的な分析からも正しいらしく、実はショットとドライバーがスコアに対して占める影響が大きいという説明があったり、全体的に目からウロコです。
データを基に自分が苦手なショットが何なのかをまず理解して、どこを練習で強化すべきか見定めるべしというのはプロに限らずアマチュアにも当てはまると思います。練習場ではついドライバーとアイアンばっかり練習しがちですが、実際苦手な距離とかシュチュエーションがどういうものなのかは具体的には分からない人がほとんどだと思います。
ただ実際にデータを基に分析するにはまず自分のラウンドでのショットデータを収集する必要があります。調べてみるとすごいものでGarminなど各メーカーが出しているショットのデータを収集するスマートウォッチやらセンサーやらを出しています。物欲を喚起されて、ちょっとやられたなあと思っています。