韓国映画「パラサイト」見ました

有給がなかなか消化できないので、ときどき平日の午前に半休を取って映画館に行くことを趣味にしようと思って、2回目。なんか良い映画ないかなーと見ていたらパルムドールを受賞した韓国映画「パラサイト」が丁度いい時間にやってたので鑑賞。特に下調べもなく見始めて、序盤はコメディーな感じだったので軽い気持ちで見ていたら、中盤から後半にかけてガツンガツンとやられました。

暴力的なシーンは最後の方だけですが、ダークでサイコな面や、怒りの持って行きどころのなさなどパク・チャヌク監督の「復讐三部作」に通じる韓国映画の伝統(?)のようなものを感じました。貧困層と富裕層の対比の話で、それ自体はよくあるテーマ。ただ、社会が貧困層にとってフェアじゃないというのは多くの人が頷くところだと思いますが、この映画では富裕層の描かれ方も結末も含めて全てがフェアじゃないことだらけで、世の中の不条理を色んな角度から描いているという点で評価が高いというのは頷けました。もちろん話自体がめちゃくちゃ面白いです。

ただ、若い時に見ていたらきっと最高の映画だった!と言ったと思いますが、こういうハードコアな作品は重たくてキツいので、最近はもうちょっと心臓に優しい映画の方が好きです。

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