ジョン・グレイ博士の本を続けて2冊読みました。1冊目の英文タイトルは「男は火星から、女は金星からやってきた」。男と女の違いについての本で、1992年に書かれたベストセラーです。普段の妻とのやりとりで何となく感じていたことが、明文化された感じでものすごくスッキリしました。わたしたち夫婦はおそらく比較的男と女の対比が分かりやすい方だと思いますが、その一方で世の中これだけ色々な人がいるのに、男と女という2つだけに分けて全て説明するのは無理がある部分もあるとも感じました。
ベスト・パートナーになるために―――男と女が知っておくべき「分かち愛」のルール 男は火星から、女は金星からやってきた
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三笠書房 (2016-06-14)
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で、今年続編として出版されたのが2冊目。英文タイトルは「火星と金星の向こう」。まさに1冊目のツッコミどころである、男の女性らしさや女の男らしさについて詳しく掘り下げています。特に面白いのが、男女平等が進んだ国としてノルウェーやスウェーデンの例を取り上げているんですが、これがそっくりそのまま香港にも当てはまるところ。
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ダイヤモンド社 (2018-08-30)
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家事をヘルパーにアウトソースして夫婦共働きがスタンダードな香港でも、男が男らしさを女が女らしさを表現する機会が減っています。「香港の男はナヨナヨして男らしくない」とか「香港の女は女らしさのカケラもない」というイメージがありますが、この社会のあり方と本の内容でほぼ説明された感じがしました。香港と日本の対比を考えながら読むと、さらに面白いです。世の中の全ての夫婦やカップルが読むべき本だと思います。