タイトルはちょっと煽り気味ですが、中身は現実的な感じで良書でした。日本の財政や年金の部分などは切実で、わたしのように海外在住者が今後の身の振り方を考えるにしても、今から4-5年の間に日本でどういう動きがあるかは行動に影響を与えると思います。
でも個人的には日本は歴史的にも状況を常に改善していくというよりも、本の中で懸念されているような事がさらに顕在化してもうダメだという危機的な状況に置かれてはじめて、一気に過去をひっくり返すということを繰り返しているので、もっと危機的状況になってからが勝負というか、そうならないと何も動かないと思っています。