日中ハーフの娘の言語状況について書きましたが、最近またちょっと変化してきています。一時期中国語以外は発したくないという心理があったのか英語も日本語もほぼ発さなくなったのですが、最近は他の言語にもちょっとオープンになったらしく英語も日本語がちょっと増えてきて喜んでます。
さらに、前に娘が突然家で「わたしは何人?」と聞いてきたので、中国と日本両方だよと言ったのですが、娘は頑なに「わたしは中国人」と言い張ってました。それが最近は(中国語で)「わたしは日本人」と言い始めました。さらに友達の前でも特に脈略もないのに「我是日本人」と、しかもなんかちょっと誇らしげに言ってました。
こういう風にアイデンティティが揺れ動きながら育っていくんだろうなあと思いつつ、こういう発言が出るのは環境の影響もあるだろうなと思いました。
クラスメートはほぼ中国人とはいえ、一応インター幼稚園に通っていて先生が多国籍で、子供も大体中華系だけどシンガポールやアメリカ国籍の子がいたり、さらには複数の言語に日常的に触れていたり。おそらくその流れでこの先生は何人とか、子供もわたしは〇〇人とかいう話になったんじゃないかと推測してました。
その中でおそらく最初は大部分の子と違うのはイヤだということで中国人だと言い張ってたのが、また何かしら心理の変化があって今度は日本人に変化。なんにせよ人と違うことをイヤがるよりは誇らしいとか面白いと思ってくれるのはある意味自信の表れでもある気がするし、親としては嬉しいというか、ちょっと成長を感じてほっこりしつつ、そういう事を言える環境で良かったなと思いました。