日本人配偶者の日本の長期滞在ビザを中国で申請

日本帰国準備で妻が日本に長期滞在するためのビザを申請してきました。わたしと妻は中国で結婚してそのまま香港と中国で10年以上過ごしたので日本に長期滞在するためのビザを申請するのは今回が初めて。今までのビザ申請とちょっと違ったので備忘録的に書いておきます。

まず、外国人が日本に長期滞在するのに必要なのは厳密にはビザではなく在留資格。これを申請するには通常「在留資格認定証明書」という日本の出入国管理在留管理庁が発行する書類が必要です。これは日本でしか申請も発行も出来ないため、配偶者の日本人が海外にいる場合は準備するのが難しい書類です。

広州の日本領事館に問い合わせたところ、「日本人が海外にいて帰任などで一緒に日本に帰る場合には在留資格認定証明書がなくても申請出来る」と言われたので、一安心してました。後から判明したのですが、実際に申請するのは在留資格ではなく、「同伴帰国ビザ」というウェブサイトにも書いてない多分ちょっと特殊なビザで、単次入国で1年有効。このビザで外国人の在留カードが申請出来るらしいとのことでした。

ちなみに似たような名前の「同伴入国ビザ」は長期滞在を想定したものではなく、1回の入国で最長90日とかの短めの滞在期間となり、延長は出来ないと言われました。領事館から「同伴帰国ビザ」の申請に必要な書類については各地の代理機関に問い合わせてくれと言われ、深センの場合は深圳市外事服务中心です。

問い合わせたところ必要な書類は「同伴入国ビザ」とほぼ同じですが、加えて日本での仕事の証明が必要という感じで、主要なところは下記。

  • 戸籍謄本
  • 収入証明
  • 在職証明
  • 日本での仕事の証明 (帰任の辞令や内定通知書)

特に「日本での仕事の証明 (帰任や内定通知書)」は外事服务中心のウェブサイトにも書いてなかったので、事前に申請先に問い合わせておいた方が良いかと思います。

転職活動を始めたばかりの時は「仕事が早く決まらなかったら日本に帰ってから現地で面接受けてもいいかも」とか呑気に考えていましたが、この条件を考えると事前に仕事が決まっていないと一緒に渡航して長期滞在出来るビザは申請できず、中国はゼロコロナ政策で一回日本に入ってまた一度中国に戻ってなんて事は現実的じゃないので、早めに仕事が決まっていて良かったです。

実際にビザが下りるまでは油断出来ませんが、先日海外から中国への国際郵便で戸籍謄本は手に入ったし次の仕事の内定通知書も貰ったので、全ての書類が揃って申請出来てホッとしました。

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