ビットコイン創生期のドキュメンタリー

ビットコインとブロックチェーンに関する良書に続いて、もう1冊ビットコイン関連の本を紹介します。徹底的に取材されたビットコイン創生期のドキュメンタリー。フィクションなんじゃないかと思うぐらいのストーリー性と完成度で、どんどん引き込まれて一気に読み切ってしまいました。まだ実際にビットコインがどうなるか決着はついていないため、話の続きは現実世界で進んでいくという面白さもあります。

 

デジタル・ゴールド--ビットコイン、その知られざる物語
日本経済新聞出版社 (2016-10-21)
売り上げランキング: 32,420

 

前回紹介した「いまさら聞けないビットコイン」はまさに解説本ですが、こっちは小説を読んでる感じです。読んだら登場人物やビットコインに感情移入して応援したくなり、わたしも実際にbitFlyerでアカウント開設してビットコインを買いました。今金融庁の業務改善命令を受けてアカウント作成が一時停止中ですが、直前に滑り込みました。

中国語で「ビットコイン」

昨日紹介したこの本(ビットコインとブロックチェーンに関する良書)を読んで知ったんですが、2016年頃まで世界のビットコイン売買の8-9割が中国市場で起こっていたそうです。中国の人口、人民元の量、為替手数料の高さと海外送金のしにくさを考えると需要はありそうだとある程度は納得できる気はしますが、それでも全体の8-9割という数字は驚きです。

その後、中国政府が規制しまくったため人民元建ての取引は激減して、逆に法整備をした日本のシェアが一気に増えて全体の半分になりましたが、このへんの各国の規制に起因するダイナミズムも面白いところです。ビットコインの取引量は?国別にみる取引量推移や日本が一位の理由|仮想通貨アカデミー|仮想通貨取引所 – QUOINEX

ちなみに中国語でビットコインのことを比特幣(ビイタァビイ)と呼びます。幣(ビイ)はコインのことで、比特(ビイタァ)は「ビット」という音に当てた漢字です。ついでに仮想通貨の翻訳は虛擬貨幣(シウニイ・フオビイ)。漢字を見れば意味は分かりますね。

 

ビットコインとブロックチェーンに関する良書

最近仮想通貨を扱っているお客さんや知り合いがいたりして、ちょっと最低限の知識を付けておこうと思って読んでみました。ビットコインやブロックチェーンに関する本は初めて読みましたが、ネットでちょっと検索したぐらいでは得られない情報が満載で、良書だと思います。ブロックチェーンの技術的な部分、ビットコインの成り立ちやその他の仮想通貨の特徴など、技術者でない人に分かりやすく説明されてます。

 

いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン
ディスカヴァー・トゥエンティワン (2017-03-28)
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ビットコインを始めとする仮想通貨そのものがどう社会に浸透していくのかまだまだ読めないですが、東京三菱UFJが自社で取引所を開設してMUFGコインを発行するというニュースもあったり、ブロックチェーンという技術そのものは何かしらの形で社会で活用されていくと思います。やっぱり新しいテクノロジーの話は読むと興奮します。
ついでに、最後にちょっとフィンテックに関する話もあり、これは大体知っているような内容でしたが、まとめ方がとても的確で「フィンテックってよく聞くけど一体なに?」という人にとっては読むと頭がスッキリすると思います。