どのワクチン打つか問題

深センではコロナのワクチンが外国人含め誰でも打てるようになってしばらく経ち、身の回りでも接種したという話をよく聞くようになりましたが、なんと深センは広東省でワクチン接種率のトップランナーで既に半分以上の人が接種したそうです。

深センの新型コロナワクチン接種数は1,000万回突破ー接種率は53.5%

すでに700万人以上の住民が接種済みで1日に40万本以上打つキャパがあるということで、あと1ヶ月もあればほぼ大多数に行き渡る見込みかと思います。都市によっては自分含めワクチン接種に腰が重い人を動かそうと「ワクチン打ったら粗品プレゼント」みたいなことをしてる所もあるそうで、深センもそのうち始めるかもしれません。

わたしは決して粗品が欲しいわけじゃないんですが、ワクチンの種類と国によって渡航の制限が変わってくる可能性が高く、かつ複数のワクチンを打つことは非推奨。ということで、各国(というか日本と中国)の政策がハッキリしてからにしたいと思っていて、中国では中国製ワクチン一択ですが、自分と妻の場合はけっこう大変ですが香港に行けば別のワクチンも打てるという裏技もあるので、まだ決めかねているところ。

我が家の場合面倒くさいのは、以前書いた通りおそらく中国は中国製ワクチンを打った外国人にビザ承認や渡航の融通を効かせる可能性が高く、一方で日本側は欧米製ワクチンしか承認してないので、おそらく日本側の外国人(妻)に対する渡航の融通は承認された欧米製ワクチンを打った人、となる可能性が高い気がしていること。となると、わたしは中国で承認されてる中国製ワクチン、妻は日本で承認されてる欧米製ワクチンを打つのがベストということになるかもしれません。コロナウイルスによって渡航の難易度が上がり、家族で持っているパスポートが違うことによる面倒くささが増幅されています。

中国ワクチン打つとビザ優遇?

中国でもコロナのワクチン接種が大規模に始まっていて、すでに広東省では外国人でも打てるようになっています。打つと出入国に何かメリットあるのかなーと調べていたら、こんなのを発見。

自2021年3月15日起,中国驻日本大使馆将对已接种中国生产的新冠肺炎疫苗,并持有疫苗接种证明的签证申请人员提供以下便利:

一、赴华从事各领域必要复工复产活动的人员及其家属,可按照疫情前要求准备材料并递交申请。

对接种中国生产的新冠肺炎疫苗人员赴华提供有关便利的通知

翻訳すると、こんな感じ。

2021年3月15日から、日本の中国大使館は中国で製造されたコロナウイルスのワクチン接種を受けワクチン接種証明書を保持しているビザ申請者に以下の利便を提供します。

1.さまざまな分野で仕事を再開し、生産を再開するために必要な活動に従事するために中国に行く人とその家族は、コロナ流行前の要件に従って資料を準備し、申請書を提出することができます。

というのも中国は今も外国人の入国には厳しい制限をかけていて、一度中国を出ると戻るのにまた新しいビザが必要で、そのビザの発給要件が非常に厳しい状況だからです。コレを見ると中国ワクチンを打って証明書を持っているとビザ申請が以前と同じように出来るようになると。

ただ、そもそもコロナ以前は一度中国に入って有効な居留許可を持っていれば再入国のときに新しいビザは必要なかったんですが、実際新しいビザは要るのか、要るならどのビザなのか不明です。これを読んでも分からないので一応日本の中国大使館にメールを送りましたが、返事は来ません。

以前ビザのサポートをしてくれた仲介業者に聞いても、この政策が出てからワクチンを打って一度中国から出て戻ってきた外国人は知らないということで、政策も日本やその他の地域のコロナの状況によって流動的なので今は中国から出ることはオススメしないと言われました。

まあそれはその通りですが、ワクチン打ったらこういうメリットがあるという流れは出来つつあるという点と日本も大規模なワクチン接種が始まるということで状況が安定してくれば、一時帰国を考えることも出来るのかなと思います。隔離措置はしばらく変わりそうにないので、越境するにはまた隔離されることは覚悟しないといけなさそうですが。

怒涛の1年を振り返る

もう12月。1年ずっとコロナで怒涛の日々で、長かったようなあっという間だったような感覚です。思い返せば今年1月に日本から深センに戻ってから、2月に中国から香港への渡航者に対する強制隔離が始まる寸前に香港に戻り、3月には中国が日本含む外国へのビザ免除と現行ビザでの渡航を停止。そのまま深センでの雇用契約をまとめて中国のビザを取るまで香港からほぼ出られなくなって7ヶ月を過ごして、9月にやっと深セン入り。隔離も経験して、そこからしばらく引っ越しと居留許可や免許証など諸々の手続き。2020年は始まりからずっとバタバタしていた感覚ですが、最近やっと生活が落ち着いてきた感じです。

今は日本や香港もまたコロナの新規感染者が増えてきて大変な状況になっていて、渡航の条件もかなり流動的。一度中国から出ると戻れるのかどうかという問題が出てくるし、戻れるとしても相当な面倒が予想されるので、例年なら年末は日本で過ごすんですが、今年はこういう状況なので諦めざるを得ない状況です。中国国内なら移動は出来るし、今年は旅行も出来なかったので有給が使いきれず余ってるので、今年は義理の妹家族を訪ねて北京に行こうかと思っています。元日を北京で過ごすのは実は北京語言大学での留学時代以来2回目。むちゃ寒いので深センにいるよりは年末感は出るかなぁと思っています。アメリカで2つ目のワクチンが承認されるというニュースも出たので、2021年の夏頃には日本に戻れるといいなあと思っています。

外国人居留許可GET

連休が開けたので、休み前に申請していた居留許可を受け取ってきました。無事に就労目的の居留許可をもらえて良かったです。最初の申請では居留期間は6ヶ月ということですが、こういうのは最初の申請は大変ですが延長は簡単というパターンだと思います。最後は就業許可証の申請と受理。これは30日以内に完了とかの制限はなく、基本仲介業者がやってくれるので、長かったプロセスはほぼ終了。家族ビザで越境して居留目的を就労に変えるという裏ワザ的な方法でしたが、うまく行ってよかったです。

隔離6日目

深センでの隔離生活が始まって6日目になります。家だし中国はデジタル大国なので出前でも食材でも必要なものは外に出なくても手に入るし、家は香港より広いので娘は室内で走り回れるし、正直けっこう快適です。仕事がなかったら暇すぎてキツかったかもしれませんが、平日は仕事で時間がつぶれるので退屈すぎることもありません。

あと残り1週間ちょいで自由の身になったら、今度は中国側でもビザ関係の書類申請を完了する必要があり、そのために病院で健康診断を受けるとか、最寄りの派出所に住所を登録するとか色々やることがあります。モノによって越境から30日以内という決まりがあるので、効率よく終わらせるため事前に準備をしたりしています。

香港7年

7ヶ月ぶりに深センに戻り、7年に及んだ香港生活を終えました。去年香港の家を引き払ったときはカオス状態でそんな感慨に浸る暇もなかったですが、今回はビザも仕事もほぼ整理したしコロナで気軽に越境できずしばらく香港に戻れない状況なので本格的に香港を離れて新しいチャプターに突入した感じです。香港で過ごした7年間を振り返ってみました。

香港で働き始めた2013年から今までの間に、2014年からパートタイムで修士号を取ってみたり、2017年に初めての子供も生まれたり、2018年には今の職場に転職してみたり、今年2020年は永久居民になったり、振り返れば色々なマイルストーンがあった7年間でした。今年はコロナでダメですが、ほぼ毎年のように友達が訪ねてきたりして思い出もたくさん出来ました。

仕事の面では若いとき国際的な環境で働いてみたいと考えていたことは国際都市香港だったからこそ実現したし、英語でビジネス絡みの学位を取ったことも含めてこの環境でそこそこ生きていけそうな手応えと自信を得たことは今後の財産になりそうです。今の職場で深センに異動させてもらえることになりましたが、もしずっと深センにいたら、キャリアは全く違ったものになっていたことは間違いないと思います。

一方、香港は資本主義と市場原理の権化のような場所で、自分は若いときはどちらかというとそっちよりの思想でしたが、この7年でちょっとその考えが揺らいだという面もありました。自分は現地採用として7年働き、ローカル香港人とほぼ同じような生活を体験してきたと思いますが、そこそこ稼げないと厳しい社会であることは間違いなく、低い税金なり、今揺らいでますが自由と透明性ある法制度なりで金持ちの個人やビジネスをたくさん集める一方で、コストが上がり続ける中で生活のクオリティを保つのが難しい人もたくさんいる現実があります。

そういう事情もあって、香港の子供がいるミドルクラス家庭は基本は共働きでどっちもバリバリ働いて、フルタイムのヘルパーを雇って家事や育児をアウトソースするというライフスタイルに適応しないと、なかなか家計が回りません。個人的には特に子供が出来てからはその香港の典型的なライフスタイルがうちには合わないだろうと思っていたし、昨今の政治的ゴタゴタもあり、いま香港を離れるにあたってもう香港でやり残したことはなく、次のチャプターに進む良いタイミングが来たと、ポジティブな気持ちでいます。

深センはそもそも香港のすぐ隣だし、娘は香港生まれの香港籍だし、自分も永久居民になったので将来香港と縁が切れることはないと思いますが、ひとまず香港編はおしまい。深セン編が始まるということで、ブログのタイトルも変えようかなぁと思っています。

中国ビザGET

最後まで一筋縄ではいかない中国ビザでしたが、今日無事に受け取れました。無犯罪証明書が取れるどうかから始まり、ビザの申請が出来るのか、国境を渡れるかどうか、各ポイントで不確定要素があって、行ったり来たりして娘の幼稚園が始まるプレッシャーもあり精神的に疲れましたが、ようやく終わりが見えてきて単純に嬉しいです。

深センの幼稚園は予定通り今日からスタートしていて、娘は越境したあとは隔離もあるので3週間ほど遅れますが、無事に幼稚園にも行き始められるようになり、本格的に新しいチャプターが始まります。7ヶ月の一人遊び期間を経て、ついに同じ年齢の子供と遊べるようになり、幼稚園に通い始めてどういう変化をするか楽しみです。

中国の隔離政策はすごい

もし無事にビザが出れば来週にも香港から深センに移動するということで、深センの隔離政策について聞いたらどうやらすごいことになっています。まず、これは知ってましたが越境する24時間以内に受けたPCR検査の陰性結果が必要で、越境した後にもう一回PCR検査を受けて、この結果が出るまでは全員ホテルで1-2日待機。ほとんどの人は指定されたホテルで14日間過ごします。

14歳以下の子供と一緒の人は自宅隔離も可能ですが、そのためには事前に家の管理所に連絡し、管理所が「街道辦」という政府期間に連絡。越境後のPCR検査が陰性ならイミグレが「街道辦」に連絡し、問題なければ管理所が車を手配して家まで搬送され、家に入ったら14日間外に出ないように家の外に警報器を設置されるらしいです。さすがにやりすぎだろと思いつつ、一方で自宅隔離でここまで徹底できるのは単純にすごいと関心する面もあり、中国行政のパワーの片鱗を見た気がします。

中国の感染者数の総数は間違いなく過小報告されていると思いますが、入国の規制も含めてこれだけ徹底していれば感染者の抑え込みがそこそこ上手く行っているのは本当なのだと思います。ちなみに今外国人は中国から一度出ると新しく発行されたビザがないと再入国できず、新規ビザ発行は今わたしがやっているように相当難しいので、ほとんどの外国人はほぼ国境を越える移動ができない状況です。わたしも一度国境を渡ったら中国が入国規制を緩めるまではよっぽどのことがない限り中国から出ない予定で、今年の年末までに緩和がなければ日本には帰れないだろうなと思ってます。年末もしまだ香港にいたらまた話は別ですが。

最後まで一筋縄ではいかない中国ビザ

中国へのビザ申請は最後の最後まで一筋縄では行きません。本来のスケジュールでは今日の午後イチで受け取れる予定でウキウキしていたら午前中に電話が来て、補足で「なぜ今国境を渡らないといけないのか簡単に説明したレターを書いて送って下さい」と言われ、ビザは今日は受け取れず、レターを送って問題なければビザ発行は来週前半になるとのこと。

すでに来週末には国境を渡るスケジュールで色々準備してたので、来週前半にもらえなければ非常に面倒です。ビザの申請でパスポート渡しておカネまで払った後に却下されるということが果たしてあるのかどうか分かりませんが、この親族ビザが下りないパターンを考えると頭が痛くなります。緊急ビジネスビザの申請は難しいという話なので、これがダメだともうほぼ詰んだ状態になり、香港滞在を延長せざるを得なくなります。以前は毎週やっていた香港から深センへの移動がこんなに難しいなんて、コロナ恐るべしです。

ビザ申請成功

香港ビザセンターとアポが取れたので、行ってきました。バッチリ用意した必要書類を渡すだけで、事前に予約した人しか入れないのでビザセンターがガラガラだった以外はほぼ平常と変わらないプロセスでした。パスポートを預けて料金も支払い、問題なければ3日後の金曜日に受け取れるとのことで、ここまで来たらさすがにサプライズはないと思うので、どうやら今週中にビザを受け取って来週には深センに行けそうです。就労ビザが申請できなかったり、いろいろゴタゴタがありダメになりそうな気配を感じていたので、本当に越境出来るのかとまだちょっと信じられません。

中国から香港に越境した人に対して強制隔離政策が始まる直前の2月初旬に香港に滑り込んだんですが、そのときはまだ感染者が確認されたのは中国だけで、まさか世界中に広がって今のようなどこにも越境できない状況になるとは思ってもみませんでした。そこからほぼ7ヶ月ずっと香港にいて、外にもなかなか出ずらい状況が長かったこともあり体感的にはかなり長かったですが、やっと越境出来るということで娘も幼稚園に通えるようになり、嬉しいばかりです。