香港で最後の納税

香港の2019年4月から2020年3月までの所得税が確定したとメールが来たので、オンラインでサクッと支払い完了しました。もうすぐ給料も深センに切り替わるので、おそらくこれで最後の香港での納税になりそうです。香港の税制はシンプルで税率も低いので良いですがその分高すぎる家賃と生活費でおカネが飛ぶので、税率の高い深センに切り替わり娘をインター幼稚園に入れたましたが、実際のところおそらく可処分所得はあまり変わらず。深センのほうが広いところに住めるし、全体的にコストが低いので生活のクオリティは高くなると思っています。

香港7年

7ヶ月ぶりに深センに戻り、7年に及んだ香港生活を終えました。去年香港の家を引き払ったときはカオス状態でそんな感慨に浸る暇もなかったですが、今回はビザも仕事もほぼ整理したしコロナで気軽に越境できずしばらく香港に戻れない状況なので本格的に香港を離れて新しいチャプターに突入した感じです。香港で過ごした7年間を振り返ってみました。

香港で働き始めた2013年から今までの間に、2014年からパートタイムで修士号を取ってみたり、2017年に初めての子供も生まれたり、2018年には今の職場に転職してみたり、今年2020年は永久居民になったり、振り返れば色々なマイルストーンがあった7年間でした。今年はコロナでダメですが、ほぼ毎年のように友達が訪ねてきたりして思い出もたくさん出来ました。

仕事の面では若いとき国際的な環境で働いてみたいと考えていたことは国際都市香港だったからこそ実現したし、英語でビジネス絡みの学位を取ったことも含めてこの環境でそこそこ生きていけそうな手応えと自信を得たことは今後の財産になりそうです。今の職場で深センに異動させてもらえることになりましたが、もしずっと深センにいたら、キャリアは全く違ったものになっていたことは間違いないと思います。

一方、香港は資本主義と市場原理の権化のような場所で、自分は若いときはどちらかというとそっちよりの思想でしたが、この7年でちょっとその考えが揺らいだという面もありました。自分は現地採用として7年働き、ローカル香港人とほぼ同じような生活を体験してきたと思いますが、そこそこ稼げないと厳しい社会であることは間違いなく、低い税金なり、今揺らいでますが自由と透明性ある法制度なりで金持ちの個人やビジネスをたくさん集める一方で、コストが上がり続ける中で生活のクオリティを保つのが難しい人もたくさんいる現実があります。

そういう事情もあって、香港の子供がいるミドルクラス家庭は基本は共働きでどっちもバリバリ働いて、フルタイムのヘルパーを雇って家事や育児をアウトソースするというライフスタイルに適応しないと、なかなか家計が回りません。個人的には特に子供が出来てからはその香港の典型的なライフスタイルがうちには合わないだろうと思っていたし、昨今の政治的ゴタゴタもあり、いま香港を離れるにあたってもう香港でやり残したことはなく、次のチャプターに進む良いタイミングが来たと、ポジティブな気持ちでいます。

深センはそもそも香港のすぐ隣だし、娘は香港生まれの香港籍だし、自分も永久居民になったので将来香港と縁が切れることはないと思いますが、ひとまず香港編はおしまい。深セン編が始まるということで、ブログのタイトルも変えようかなぁと思っています。

香港から深センへの越境と隔離プロセス

先週末についに国境を突破して7ヶ月ぶりに香港から出て深セン入りしました。出入国から隔離のプロセスはなかなか大変でしたが、面白かったです。

香港からの出国はいつものようにIDを確認するだけで簡単でしたが、中国入国の前にまず45分ほど並び、24時間以内に受けたPCR検査の結果を確認したあと、なぜか紙とオンラインフォームの両方に名前、住所など全く同じ情報を2回記入します。娘と合わせて3人分なのでけっこう面倒でした。その紙とオンラインフォームの情報を確認すると何やら小さいバーコードが発行されて、それぞれのIDの裏に貼り付けられます。で、なんとかイミグレに到達してIDとビザの確認をして入国完了。香港側のイミグレについてからココまで2時間弱ぐらいだったと思います。

で、イミグレを出ると今度は住所や行き先に従って隔離のため各区のホテルを割り当てられ、同じホテルに行く人は集団で移動するためバスが来るまでそこで待機。ここでまた小一時間ぐらい待ちました。ホテルに着いたらまたオンラインフォームと紙に色々同じような情報を記入させられ、ホテルで全員PCR検査。ホテルは子供連れ3人だったからかリビングルームがある大きな部屋があてがわれ、その日はそのままホテルで過ごしました。ちなみにホテルの中では各階にWeChatのグループが作られ、そこでルームサービスや出前の食事を届けてもらうとかのやりとりをしてました。

以前の記事で書いたとおり子供連れだと自宅隔離を選択可能ということで申請していたので、翌日PCR検査の結果が出ると家の管理所から連絡があって昼すぎには家に到着できました。家についたら噂の通りドアに開けると管理所が分かる装置をつけられて、出前とか買い物を受け取るとかでドアを開けるときはWeChatで通知するというプロセスになってます。ここで残り12日間隔離になりますが、家だと料理も出来るしホテルよりも断然快適です。

中国のスケールで正直よくここまで徹底できるなと関心しました。特に深セン、広州、上海あたりは国外から毎日人がどんどん移動して入ってくるわけで、イミグレの対応やPCR検査、ホテル、バス、さらに各住居の管理所など色んなところに相当なコストがかかっていると思います。

中国ビザGET

最後まで一筋縄ではいかない中国ビザでしたが、今日無事に受け取れました。無犯罪証明書が取れるどうかから始まり、ビザの申請が出来るのか、国境を渡れるかどうか、各ポイントで不確定要素があって、行ったり来たりして娘の幼稚園が始まるプレッシャーもあり精神的に疲れましたが、ようやく終わりが見えてきて単純に嬉しいです。

深センの幼稚園は予定通り今日からスタートしていて、娘は越境したあとは隔離もあるので3週間ほど遅れますが、無事に幼稚園にも行き始められるようになり、本格的に新しいチャプターが始まります。7ヶ月の一人遊び期間を経て、ついに同じ年齢の子供と遊べるようになり、幼稚園に通い始めてどういう変化をするか楽しみです。

中国の隔離政策はすごい

もし無事にビザが出れば来週にも香港から深センに移動するということで、深センの隔離政策について聞いたらどうやらすごいことになっています。まず、これは知ってましたが越境する24時間以内に受けたPCR検査の陰性結果が必要で、越境した後にもう一回PCR検査を受けて、この結果が出るまでは全員ホテルで1-2日待機。ほとんどの人は指定されたホテルで14日間過ごします。

14歳以下の子供と一緒の人は自宅隔離も可能ですが、そのためには事前に家の管理所に連絡し、管理所が「街道辦」という政府期間に連絡。越境後のPCR検査が陰性ならイミグレが「街道辦」に連絡し、問題なければ管理所が車を手配して家まで搬送され、家に入ったら14日間外に出ないように家の外に警報器を設置されるらしいです。さすがにやりすぎだろと思いつつ、一方で自宅隔離でここまで徹底できるのは単純にすごいと関心する面もあり、中国行政のパワーの片鱗を見た気がします。

中国の感染者数の総数は間違いなく過小報告されていると思いますが、入国の規制も含めてこれだけ徹底していれば感染者の抑え込みがそこそこ上手く行っているのは本当なのだと思います。ちなみに今外国人は中国から一度出ると新しく発行されたビザがないと再入国できず、新規ビザ発行は今わたしがやっているように相当難しいので、ほとんどの外国人はほぼ国境を越える移動ができない状況です。わたしも一度国境を渡ったら中国が入国規制を緩めるまではよっぽどのことがない限り中国から出ない予定で、今年の年末までに緩和がなければ日本には帰れないだろうなと思ってます。年末もしまだ香港にいたらまた話は別ですが。

最後まで一筋縄ではいかない中国ビザ

中国へのビザ申請は最後の最後まで一筋縄では行きません。本来のスケジュールでは今日の午後イチで受け取れる予定でウキウキしていたら午前中に電話が来て、補足で「なぜ今国境を渡らないといけないのか簡単に説明したレターを書いて送って下さい」と言われ、ビザは今日は受け取れず、レターを送って問題なければビザ発行は来週前半になるとのこと。

すでに来週末には国境を渡るスケジュールで色々準備してたので、来週前半にもらえなければ非常に面倒です。ビザの申請でパスポート渡しておカネまで払った後に却下されるということが果たしてあるのかどうか分かりませんが、この親族ビザが下りないパターンを考えると頭が痛くなります。緊急ビジネスビザの申請は難しいという話なので、これがダメだともうほぼ詰んだ状態になり、香港滞在を延長せざるを得なくなります。以前は毎週やっていた香港から深センへの移動がこんなに難しいなんて、コロナ恐るべしです。

ビザ申請成功

香港ビザセンターとアポが取れたので、行ってきました。バッチリ用意した必要書類を渡すだけで、事前に予約した人しか入れないのでビザセンターがガラガラだった以外はほぼ平常と変わらないプロセスでした。パスポートを預けて料金も支払い、問題なければ3日後の金曜日に受け取れるとのことで、ここまで来たらさすがにサプライズはないと思うので、どうやら今週中にビザを受け取って来週には深センに行けそうです。就労ビザが申請できなかったり、いろいろゴタゴタがありダメになりそうな気配を感じていたので、本当に越境出来るのかとまだちょっと信じられません。

中国から香港に越境した人に対して強制隔離政策が始まる直前の2月初旬に香港に滑り込んだんですが、そのときはまだ感染者が確認されたのは中国だけで、まさか世界中に広がって今のようなどこにも越境できない状況になるとは思ってもみませんでした。そこからほぼ7ヶ月ずっと香港にいて、外にもなかなか出ずらい状況が長かったこともあり体感的にはかなり長かったですが、やっと越境出来るということで娘も幼稚園に通えるようになり、嬉しいばかりです。

香港ビザセンターとアポが取れました

7月21日からコロナで香港の中国ビザセンターは閉まっていてオンラインからの予約は取れない状態が続いていたんですが、メールで問い合わせして必要な書類を先にメールで送って確認してOKであれば個別にアポを入れるというプロセスが走っており、先週書類を送ったらさっそく明日のアポを入れてくれました。不要不急のビザ申請はやめてと言われてましたが、ついにアポが取れたということで正式に申請できそうです。

ビザは通常であれば申請から数日で下りるんですが、実際に下りるかどうかと申請から発行までの期間は中国側の判断次第とのことです。メールではビザが下りるか保証は出来ませんと言われてますが、これもビザの申請件数を減らすための中国側の感染抑制策の1つじゃないかと思っています。

ビザが無事に発行されれば来週にも越境して、深センで2週間の隔離と諸々の手続きを経て、予定より1ヶ月ほど遅れましたが9月末には娘も幼稚園に通い始められそうです。香港でずっと狭い家にいた7ヶ月を経て、やっと社会的な活動が始まりそうです。ぬか喜びにならないといいなとビザが下りることを祈るばかりです。

香港でPCR検査を受けてきた

ビザの申請にPCR検査の陰性結果が必要ということで、早速受けてきました。

家から近い場所に検査をやっている病院があり、予約用の電話番号があったので夕方にかけてみるとあっさり翌日の朝の予約が取れました。数週間前はかなり予約を取るのが難しく、検査が受けられなくて国境を渡れないという話も聞いていたんですが、検査に関する状況はだいぶ改善してるようです。

受けたのは唾液での検査で、採取の翌日の朝には無事に陰性結果が出ました。越境する直前には今度は家族全員でまた検査を受ける必要があるので、お試しの意味でも比較的簡単に予約も取れて結果も出てよかったです。

一転して探親(Q1)ビザ申請へ

就労ビザ申請に暗雲が立ち込む中、結局今比較的カンタンに申請できそうな探親(Q1)ビザで越境する方向で話が進んでいます。ビザサポートの会社によると経験上どのビザで越境しても深セン側での手続きには影響がないということで、たいそうな機関からのレターが必要な緊急商用ビザよりも家族ビザの方が賢明だろいうということでした。

ネットの情報では緊急商用ビザを取れたという人もいるようですが、うちの会社はグローバル中小企業なので中国の公的機関とそこまでの関係性がないのか、深センの公的機関が上海よりも保守的でそう簡単にはレターを出さないのか分かりませんが、とりあえずビザサポートの会社はレターをもらうのは諦めモードでした。

二転三転しましたが、妻が中国人という立場がなければ出来なかった方法でとにかくビザ申請にトライしてみることになりました。ビザセンターからは不要不急のビザ申請はしないでくれと言われていて申請が受け入れられるかどうかは中国のイミグレ次第ですが、さすがに「ビザがないと家族に会えない」と言ったら無下に断られることはないんじゃないかと希望的観測をしています。